■著者
重川治樹

■内容紹介
あやかしの女が全身から発する微光を見てしまった男二人、M社とA社の新聞記者が人生を滅茶滅茶にされる。ひとりは父子家庭の無間地獄に落とされた末に食い殺され、もうひとりは人格が崩壊して痴漢常習者に堕して刑務所へ。赴任地T市・半島で亜逸多扶紫季と大造寺珍人はともにT警察署を担当していたが、わけのわからぬとんでもない事態に巻き込まれる―。A社支局のダンスパーティーで出会った美しい女に二人同時に一目惚れして始まった狂乱の恋。県立高校の国語教師というふれ込みのその美女は、実は大昔からT市・半島に住みつく地霊だった。二人には婚約者がいて結婚間近。人並みの恋愛経験も常識もあるのに、手もなく地霊に翻弄される…。他に、「魔物のナイフ」「闇に閃く魚」の2編を収録。怪奇、幻想、愛憎、鮮血…。いまよみがえる“泉鏡花”の世界!