■著者
友久茂子
■内容紹介
著者が実践の中で感じた心の問題は、急激に押し寄せる機械化・情報化に伴う生の体験の不足が要因と考えられる。生の体験は相当意識的に行わなければ困難だが、そこで力を発揮するのがイメージ体験である。本書はイメージ体験に着目した実践の重要性を提唱、クライエントのみならず治療者自身の体験も考察した事例研究、日本人の「母性」や「風土」について分析した文献研究などを通して、イメージのもつ治療的意義を明らかにする。
■目次
今なぜ「イメージ」なのか;第1部 心理臨床実践における「私」の体験(「イメージ」を受けとめることの困難;「イメージ表現」の重要性;イメージの境界性;境界イメージとしての「母性的風土」;発達障害傾向の若者の増加とイメージ体験);第2部 情報化社会に求められる日本人のイメージとしての「母性的風土」(「母性社会」と日本の「風土」;『遠野物語』にみる日本人のイメージ;母性的風土としての茶湯);母性的風土を培うこととイメージ体験の重要性
■シリーズ名等
箱庭療法学モノグラフ 第6巻