■著者
宮谷真人

■内容紹介
もう十年ほども前になりますが、『ウォーリーをさがせ!』(Hansford, M.著、唐沢則幸訳、フレーベル館、1987)という本がはやったのを覚えておられる方も多いでしょう。赤と白の横縞のシャツに青いジーパンをはき、ステッキをつきながら世界を旅するウォーリーなる人物を、人や動物や雑多な事物でごった返すさまざまな風景の中から見つける遊びです。このように、視野内の複数の対象の中から特定の特徴を持つものを選択的に抽出する動きを、視覚探索といいます。本書で紹介するのは、この視覚探索がどのような心理的過程に支えられているのかを、脳の活動と関連づけて調べようとした試みです。