■著者
黒崎裕一郎

■内容紹介
東海道の橋上で浪人者に絡まれる旅姿の男女がいた。逃げる女の前に現れた三度笠の渡世人は、浪人者を一瞬にして倒すと、何事もなかったように立ち去った。渡世人の名は伊三郎、天城への旅の途中であった。その夜、木賃宿に泊まった伊三郎は、長五郎と名乗る威勢のいい若者と出会う。この長五郎が、後の清水次郎長と呼ばれる男であると伊三郎は知る由もなかった―。運命の邂逅か、伊三郎の向かう伊豆には、二人を巻き込む事件が待ち構えていた…。

■シリーズ名等
ハルキ文庫 時代小説文庫