■著者
櫻井正一郎
■内容紹介
サー・ウォルター・ローリー(1554‐1618)。エリザベス女王の寵愛を受けた宮廷人。スペイン本土を襲撃した軍人。北米東海岸やアイルランドに植民した探検家。八面六臂の活躍をしたこのルネサンス人は、南米ギアナでの黄金探しが失敗した廉で公開処刑され、その生涯を閉じた。だが、ローリーが最期に断首台から放った一世一代のスピーチが、反王権運動に影響を与え、その後のイギリス史を大きく変えることになる。スピーチから窺える、ローリーの自己演出の真意とは何か。彼をロンドンへ連行した役人スタックリーは、ほんとうに狂死したのか。研究史を書きかえる、瞠目の歴史物語。