■著者
大江健三郎

■スタッフPOP
ノーベル賞作家、生涯の主題「父、水死」に立ち向かう。
まさに小説としての面白さを平易な文章で達成した、新しい代表作。
-講談社創業100周年記念出版-


■内容紹介
終戦の夏、父はなぜ洪水の川に船出したのか?母が遺した「赤革のトランク」には、父親関係の資料が詰まっているはず。それらを手がかりに、父のことを小説に書こうとする作家・長江古義人。過去を持つ若い劇団女優との協同作業を通じて、自らの精神の源流としての「深くて暗いニッポン人感覚」を突きつけられる長江―。そして、やがて避けようもなく訪れる、壮絶で胸を打つクライマックス!初めて書かれる父の肖像と水死。