聴音で音楽を理解することや演奏、表現活動に結びつけるには、書き取ったあとの教育的手法に委ねられると考えます。つまり、聴音課題は書き取らせるだけのものでなく、音楽を知るための教材の一つであり、実施後の有効な活用にあると考えます。課題は、さまざまな音楽的要素を用い教育的配慮をともなって作成されます。

 本書はさまざまな学習レヴェルに対応できる「3声部による聴音課題集」です。また、「聴音のための聴音」で終わらないよう各課題に和声分析を実施しました。ぜひ、課題の構造にふれてみてください。音楽のしくみ