沖野修也・好洋の兄弟DJ2人組ユニット、KYOTO JAZZ MASSIVEが94年に出した1stアルバム。MONDO GROSSO、B-BANDJ、DJ KRUSH、BIG WRONGらが曲ごとに参加している。ハウス・ビートとボサノヴァやサンバを融合させたり、ヒップホップにジャズのエッセンスを取り入れたり、民族音楽をクラブ仕立てにするなど、アシッド・ジャズの発展形というべき多様な試みを、徹底して洗練されたセンスで示した作品だ。終始クールでスタイリッシュな音を貫いているのが彼らの身上だろう。80年代後半からイギリスのクラブ・シーンに身を置いてきた2人だからこそ成し得た、クラブ・ジャズの傑作。(小山 守)