■著者
細見周

■内容紹介
日本初の原発裁判として知られる、伊方原発訴訟。その住民側弁護団長を務めた藤田一良は、「熊取六人組」をはじめ科学者たちの協力も得て、法廷で「原発安全性論争」に挑んだ。裁判では原発事故の危険性を立証するも、最高裁まで争って原告敗訴が確定する。だが、二〇年にもおよぶ闘いは、のちの反原発訴訟の道を切り拓くことになる。藤田が手掛けた裁判は、狭山事件、「フォークリポート」わいせつ事件、西東三鬼裁判など、多岐にわたる。芸術をこよなく愛し、豪放磊落な人柄で誰からも慕われた。本書では伊方原発訴訟を軸に、真実・自由を求めて闘い抜いた、藤田一良の生涯をつぶさに綴る。