■著者
児玉辰春
長澤靖

■内容紹介
「わたしは、くちなしの花がとても好きです。庭に挿し木した木に、白い小さな花がつぎつぎと咲き、わたしの心をなごませてくれます。この花が咲き終わると、暑い暑い夏。原爆記念日がやってきます。一九四五年八月六日、わたしが広島の女学校に入学した年です。昭和二十年七月のある日、わたしの家の近くの山中に、アメリカのB二十九が墜落、…」わたしが真実を封じこめた、あのできごとがおきた日です。