宮澤賢治の有名な詩集「春と修羅」所収の「永訣の朝」を含む三つの詩を歌詞とする作品。詩は、病に倒れ死にゆく妹「とし子」に向けた賢治の絶唱として、愛するひとを見送らねばならぬ者の悲痛と孤独を表現しています。作曲家自身は賢治の詩への深い共感に基づきながらも、いたずらに感傷に流されることなく、秀逸な合唱作品へと仕上げています。関西大学OB合唱団「千里エコー」の委嘱により作曲。2006年9月3日、千里エコー(合唱)、下井田秀明(指揮)、岡田紀子(ピアノ)により、いずみホール(大阪)にて初演。 永訣の