■著者
松岡悦子
■内容紹介
出産・家族・政策―グローバル化した現代社会において、子どもを産むこと、家族をつくることはひとつの国の中だけで完結しない、世界的な視野で考えねばならないテーマになっている。多彩なリプロダクションの現象を盛り込み、人類学的視点からリプロダクション、国家、文化、医療の関係を探る。
■目次
1 産むこと・産まないこと(ある中国農村における計画出産の展開―湖南省B村の場合;リプロダクションと助産師―その役割とは;三世代の子産み・子育て環境);2 オールターナティブな家族の実践(女性の「責任」―「いのちの大切さ」と「子どもの幸せ」の時代に;ステップファミリーにおける継親子間の養子縁組と別居親子関係―インタビュー事例にみる離婚・再婚後の家族形成と法制度;「新しい家族」を求めて―スイス・フランス・デンマークの国際養子縁組);3 国家の政策とリプロダクション(再演される出産―ボツワナにおける再定住政策と異常出産の治療儀礼;シンガポールの外国人家事労働者;台湾における外国人労働者政策と高齢者介護政策―国境を越えるケアの制度的整合性;マタニティー政策をめぐる個人と国家―英国を例に)