《どうぶつのうた?》《さよなら、ロレンス》に続く森山至貴3作目となる出版。本作は早稲田大学混声合唱団の委嘱により作曲され、同団の第56回定期演奏会にて初演された。混沌とした現代社会を生きる若者たちが、確かな共感をもって表現し得る言葉を求めて牟礼慶子の詩作から4篇が選ばれた。「見えない季節」「不在の論理」「挑戦状」「沈黙のありか」の全4曲からなる混声合唱とピアノのための組曲。世界と自己とを正しく拮抗させようともがき苦しむ〈私〉が、やがて世界との和解の道筋、希望を見出すに至る葛藤が歌われていく。詩句と真摯に向