87年以来、ほぼ毎年行なわれ、好評を博してきた大貫妙子のアコースティック・コンサート。初年度公演の模様はライヴ盤『PURE ACOUSTIC』として発表されているが、本盤の後半5曲はそのアルバムからの音源。そのほかの曲が新録となり、そのライヴ盤とダブらず、かつコンサートでよく歌われるレパートリーの数々を、ライヴのミュージシャンと共にスタジオ録音している。コンサートで毎回中心的役割を担っているフェビアン・レザ・パネのリリカルなピアノや弦楽四重奏をバックに、一音一音を慈しむように大切に歌う大貫妙子の透明感あふれる歌世界……まさに"ピュア・アコースティック"そのものといえる、美しさと気品に満ちたセルフ・カヴァー集だ。(木村ユタカ)