■著者
荒川秀俊
■内容紹介
医薬品の作用効果は、ある環境下での物質の化学的状態に依存し、細胞膜やレセプターなどとの反応性に大きく影響する。また、医薬品をどのように溶解または沈殿させるか、あるいは薬物相互作用による配合変化がどのように起こるのかを考えるとき、化学平衡を基本的に理解している必要がある。本書では、対象とする化学平衡について、どのように式を立て、計算を展開し、数値を求めるかに重きをおいて解説。計算の考え方のポイントを理解できるように工夫している。また、身体の平衡バランス(ホメオスタシス)における酸塩基平衡をはじめとして、薬学における応用のポイントを紹介している。本書を通じて化学平衡を繰り返し学ぶことにより、薬学において重要な生物反応や生化学反応を化学平衡論で考察できるようになることを願う。