上原ひろみや上原彩子、横山幸雄、後藤正孝などの世界的なピアニストを数多く育てている名指導者が、これまでに出会った多様な個性の生徒たち、そして道を求める若きピアニストたち──手を噛む少年、嘘をつく少年、不器用な男の子、優しいお姉さん、飛ぶ少女、最強コンビの親子、咳払いする少年──について語り、才能、成長、時間、表現などについて、読者に問いかける。
ひとりの芸術家、ひとりの指導者が育つためには、多くの「出会い」と「時間」が欠かせない。「大きく育てるにはそっとしておく時間が大切」「才能とは孤独のなかに生ま