■著者
安達まみ
■内容紹介
一六世紀イギリスの宗教改革とプロテスタント信仰の国教化により、修道院は姿を消した。しかし、消えたはずの修道女のイメージは、その後も依然として歴史記述や文学作品に現れ出る。そのイメージ(表象型)とはどういったものだったのか?カトリックだったイングランドの過去を象徴し、ジェンダーゆえの賞讃と負荷という両極性をおびた修道女像を軸に、さまざまな表象型の構築過程と、記憶の貯蔵庫の役割について分析する。膨大な原典にあたり、シェイクスピアをはじめとする初期近代イングランドの文学を新しい切り口で読み解いた労作。