クロード デュガClaude DUGAT
ジュヴレに特化し、
そのテロワールをワインに十全に体現させるつくり手
代々ジュヴレの村でぶどう栽培とワイン生産に従事、5代目となる当主クロードが長女ルテシアと長男のベルトラン、それに次女ジャンヌと一家総出で、6ヘクタール(レジオナルを含め、区画は全てジュヴレ)と小規模ながら、シャペル、グリオット、シャルム3つのグラン・クリュを擁するドメーヌを切り盛りしています。
厳密な意味でのビオディナミではありませんが、何よりも畑第一主義のクロードは、いとこにあたるデュガ=ピィのベルナールともども、テロワールにかける思いはジュヴレ=シャンベルタンで図抜けた存在です。それは10年以上前からコート・ドールでいち早く耕作に馬を復活(化学薬品の不使用は声高に叫ばれていますが、畑においてはトラクターで土を踏み固め、土中の生物の活動を阻害するのも大きなマイナス要因となります)させた点にも表れています。
そのような手入れをされるぶどうの樹齢は若くても25年ほどで平均でも40年以上。フラッグシップのグリオットは45年、さらにシャペルに植わるのは80年以上を数えるトレ・ヴィエーユ・ヴィーニュ。ドメーヌでは最良のぶどう果を得るための労苦を厭いません。剪定も細心の注意で臨み、芽掻き、ヴァンダンジュ・アン・ヴェール(最近では08年、いくつかの区画では7月と9月の2度おこなっています)そして厳しい選果と、徹底して健全で凝縮した果実を追求しています。また濃密なワインからは、非常に遅い収穫でもたらされる果実を想像してしまいますが、ドメーヌでの収穫は早めです(2009年は9月12日に開始)。
発酵はベトン(一部イノックス)で、野生酵母によりゆっくりとおこない、その間1日2回のピジャージュ(酸化を嫌うためルモンタージュはなし)で構成要素を抽出。主にアリエ産を用いる新樽は基本的にグラン・クリュとプルミエ・クリュには100パーセント、ヴィラージュで60パーセントという高い割合。またSO2も最低限に抑え(例年瓶詰め時のみ)当然清澄、フィルター無しで瓶詰め。
ドメーヌの生産量の半分以上を占めるジュヴレ=シャンベルタンACは凝縮感ある果実に、滑らかではありますが存在感あるタンニンと心地よい酸が合わさるワインで、ヴィラージュ・クラスながら、バランスと余韻に優れた満足度の高いものです。ジュヴレらしいしっかりした構造とでもいうべき特徴も刻印されていて、若くして愉しむことも可能ですが、やはり十分な熟成を必要とします。
このヴィラージュのジュヴレ=シャンベルタンは、グラン・クリュのグリオット下部やプルミエ・クリュのラヴォー・サン=ジャックに接するパーセル、それに74号線の東に位置する区画と10箇所以上の地所からつくられています。そのため出来上がるワインはジュヴレ=シャンベルタンを偏りなく表現、このアペラシオンのひとつの典型として、ジュヴレを知るに欠かせない1本です。
小体なドメーヌでは例年シャルムで3樽から4樽、グリオットにシャペルは2樽に満たない量しかありません。プルミエ・クリュも同様でラヴォー・サン=ジャックで4樽ほどとなれば、これらグラン・クリュにプルミエ・クリュは目にするのも儘ならないのが実際。その点、ジュヴレ=シャンベルタンACであれば、価格もそこそこでクロード・デュガの味わいを手軽に愉しめる訳で、このヴィラージュこそがまさにドメーヌのスタンダードなのです。

アペラシオンの各地に分散した、12の異なるクリマがアッサンブラージュされる、クロード・デュガの村名ジュヴレ・シャンベルタン。果実味の集中度、構成の緻密さは凡百な村名ジュヴレの比ではなく、1級の価値があります。
| 色・タイプ | 赤/フルボディ/辛口 |
|---|---|
| 品種 | ピノ・ノワール100% |
| 容量 | 750ml |
| 産地 | フランス ブルゴーニュ/ジュヴレ・シャンベルタン |