IV号突撃砲は、第二次世界大戦中にドイツで開発された突撃砲である。制式番号は Sd.Kfz.167。 1943年8月19-20日の会議で前月のクルスクの戦いの報告を読んだヒトラー総統は、突撃砲は敵戦車に包囲されない限り、当時の主力戦車であったIV号戦車よりも優れた戦闘力を持つと確信した。彼はIV号戦車駆逐車(Panzerj?ger IV)の開発を命じ、同年10月20日にフォーマーク社の試作車が完成した。これはIV号戦車の車体に戦闘室を設け、この内部にパンター戦車の7.5cm L 70砲を搭載するものであった。しかし長砲身(70口径)の7.5cm L 70砲はパンターの主砲として利用されていたため、試作車(O型)はIV号戦車と同じ砲身長(48口径)の7.5cm L 48砲を搭載していた。 1943年末から30輌がダイムラー・ベンツ社のマリーエンフェルデ工場で、続いてクルップ・グルゾンヴェルク社により1945年4月までに1、111輌が生産された。IV号突撃砲の登場により、それまで単に突撃砲とよばれていた物はIII号突撃砲と呼ばれるようになった。本車の乗員は4名で、III号突撃砲やIV号戦車の車体の改良に合わせて細部の異なるバリエーションがある。 スペック 全長 6.70 m 全幅 2.95 m 全高 2.20 m 重量 23 t 懸架方式 リーフスプリング方式 速度 40 km h 行動距離 210 km 主砲 48口径75mm StuK 40 L 48(63発) 副武装 7.92mm MG34 ×1 装甲 最大80 mm エンジン マイバッハ HL120TRM 4ストロークV型12気筒ガソリン 300 馬力 乗員 4 名