■著者
田鎖数馬

■内容紹介
明治末期から大正期にかけて一般に定着し始めた「表現」という言葉は、谷崎と芥川の文学を深く結び付けていく。これまで知られてこなかった、谷崎と芥川の「表現」をめぐる共鳴と対立のドラマを丹念に辿り、両者の密接な影響関係を軸に、両者の文学を読み解く。

■目次
第1章 谷崎と芥川の芸術観―「小説の筋」論争の底流;第2章 谷崎「刺青」の世界;第3章 谷崎「愛すればこそ」の構造;第4章 芥川「奉教人の死」の方法;第5章 芥川文学の変容;第6章 芥川と「詩的精神」;第7章 芥川の死と谷崎;補論 谷崎と孝子説話