女声コーラス「萩」(指揮=小林光雄)により委嘱・初演された作品。「花」をテーマに書き下ろされた5つの詩に付曲。太古より人の営みに寄り添い、安らぎをもたらし続ける花々。その花に寄せる人の心象風景、優しさや逞しさを女性のやわらかなまなざしから描いている。日本的な音律を用いた〈さくら〉、明るいハバネラのリズムで歌う〈向日葵〉、一転しておどろおどろしい雰囲気の〈彼岸花〉など、全5曲は変化に富み、女声合唱でしか表わせない美しさや優しさ、妖艶さ、明るさが作品全体に活きている。基本的には三部合唱ながら二部合唱部分も多く