■著者
古川日出男

■スタッフPOP
創作に向き合う時、小説家は何を思うのか 古川日出男による物語、その生成の秘密小説家はどんな日常を過ごしているのか?五感を研ぎ澄まして執筆に向かう時、小説家の心に浮かぶものは何か?思うように進まない作品を抱える苦悩と、創作の昂揚感。そして何よりも、現実世界の衝撃をどのように表現するのかー。連載開始のすぐ後に起こった東日本大震災、それを語る「有効な言葉」を求めて試行錯誤する過程が、赤裸々に綴られる。創作にとり憑かれている小説家の内部に巣食う「デーモン」たちとの対話から見えてくる、作品生成の秘密。

■内容紹介
連載の三回めが東日本大震災の発災からわずか十一日後の文章となった。ここから『小説のデーモンたち』は、一人の作家の自滅と再生の物語となってしまう。そう、物語だ。驚いてしまうことに。僕は、この創作論『小説のデーモンたち』を月々書きつづけることで、ある一人の“作家”を観察するはめになった。その“作家”とは僕である。結果として、この本は「2011年1月から2013年7月を生きた、ある一人の“作家”のクロニクル」に結実した。―著者。