キ78高速研究機は非公認ではあるものの、戦時中の昭和18年12月に699 9km hを記録し歴史に名を残した航空機です。東京帝国大学付属航空研究所が陸軍の依頼により世界速度記録樹立を目標として昭和13年に「研3」計画として開始しました。本機1号機では700km h級を目指し、2号機で800から850km h級を予定しました。川崎によって昭和17年12月に1号機は完成、昭和19年1月まで32回の飛行試験が実施されました。本機の最高速度記録は31回目の試験飛行に於いてでした。飛行試験中、無事故であり実験打切り後も機体は保管されていたものの終戦によりスクラップにされました。