「ワイン造りの95%は畑にある」栽培・醸造責任者オリヴィエ・ルリッシュ氏は語る。

Domaine de L'ARLOT ドメーヌ・ドゥ・ラルロ

創業時から「ビオディナミ農法」によるぶどう栽培をスタート。

ドメーヌ・ドゥ・ラルロは1987年に、大手保険会社アクサ・ミレジムがネゴシアンのジュール・ブランが所有していた畑を買い取り、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイス氏のもとで働いていた、ジャン・ピエール・ド・スメ氏が責任者として加わり、スタートしました。創業時からビオディナミ農法によるぶどう栽培をスタートさせた生産者です。

ドメーヌ・ドゥ・ラルロでは、ブドウ栽培、醸造において、自然な手法が心がけられています。15年ほど前からビオディナミによる栽培方法が模索され、1999年に所有畑の一部1.5ヘクタールに導入されました。そして2000年に3ヘクタール、2001年に6ヘクタール、2002年には10ヘクタールと着実にビオディナミによる栽培畑が増やされ、2003年産からは全ての畑においてビオディナミによる栽培がおこなわれています。

ブドウは収穫時と収穫後に徹底して選別されます。除梗はせず、醗酵は天然酵母で30?32度を超えないように保たれながら3週間以上にもわたって行われます。ピジャージュは足で1日に3回おこなわれます。ワインを醗酵槽から樽に移すには重力が利用されます。ポンプを使うとワインに負担をかけるためです。

このように全ての工程でワインが疲れないよう最大の注意を払い醸造されます。軽く澱引きが行われ、樽熟成の後、無濾過で瓶詰されます。樽熟成に使用する樽には、香りのポテンシャルの高いアリエ産の木を自社で購入し2年以上乾燥したものが使用されます。新樽比率は50%以上です。現在は責任者であったジャン・ピエール・ド・スメ氏が2006年末で引退し、スメ氏の右腕だったオリヴィエ・ルリッシュ氏が栽培・醸造最高責任者となりラルロの運営に携わっています。

真面目に完璧なまでに畑の改良に力を注ぐ、オリヴィエ・ルリッシュ氏。

創業当初からビオディナミ実践に向けて除草剤や殺虫剤など化学薬品を廃止を始め、99年あたりからは一部の畑にビオディナミ農法を取り入れ、徐々にその栽培畑を増やし、2003年ヴィンテージからは完全にビオに転向。

ドメーヌの1級の中で、もっともがっしりした骨格のワインです。品格があり、深みのあるワインで、大変複雑なアロマを有しています。黒い果実やスパイスの風味に、カンゾウや革のニュアンスが感じ取れます。バランスが良く、豊富なタンニンは丸みがあり、長い熟成に耐えるワインです。

色・タイプ 赤/フルボディ/辛口
品種 ピノ・ノワール100%
容量 750ml
産地 フランス ブルゴーニュ/ニュイ・サン・ジョルジュ