シャトー・ローザン・セグラ / ラムルー — シャトー・ローザン・セグラのもう一つのセカンドワイン。

『グランヴァンをイメージできるように』ローザン・セグラと同じ区画の葡萄が使われ、醸造に関しても同じ行程で行われる。セカンドといえども同じ系統の世界観を表現。

シャトー・ローザン・セグラのセカンド・もう1つの顔

現在ボルドーの殆どの格付けシャトーはセカンドワインを生産し、グランヴァンと同様の経路で市場に流通している中、シャトー・ローザン・セグラのセカンドワインは独自の戦略のもとに展開している。一般的にシャトー・ローザン・セグラのセカンドワインはセグラとして知られ、これは日本市場で一社のみが独占販売し、他国でも一つの市場に対して一社がセグラの販売権を所有する。ところがこのセカンドワインには実はもう一つの“顔”が存在する。この“ラムルー”である。サードワインやジェネリックワインならともかく、これほど有名なシャトーのセカンドワインがこのような方法を取り扱われるのは極めて珍しく、今後のセカンドワインの流通に影響を与えることがあるかもしれない。しかも二つは同じワインでありながら価格差があり、ラムルーは後発ゆえに価格においてアドバンテージを与えている。この戦略により市場はある程度特定されるものの、その市場でのブランディングが可能となり長い目で見た場合、メリットも大きいと考えている。

グランヴァンを意識したワイン造り

醸造、栽培において明確な規定のないセカンドワインのアプローチはシャトーごとに異なる。例えばシャトー・ラトゥールのようにグランヴァンとは異なる(セカンドワイン専用)畑を使う。シャトー・レオヴィル・ラス・カーズは区画自体がグランヴァンから離れており、醸造の始めの段階からグランヴァンとは異なる工程で造られるセカンドワインもある。一方シャトー・ローザン・セグラは『グランヴァンをイメージできるように』と、一部の若木の区画(樹齢を重ねればグランヴァンとなる)以外はグランヴァンと同区画の葡萄を使い、マセラシオンの期間や、熟成期間などグランヴァンと同様の工程を経て造られる。但し新樽の比率、最終的な葡萄品種比率はそれぞれ異なるが、これは区画ごとにある程度新樽の使用率を決めていることと、ボトリング前のアッサンブラージュ時に最良の比率を優先するためだが、基本品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの品種構成には大きな違いはなく、シャトー・ローザン・セグラの凝縮感、エレガントで繊細な飲み口はラムルーとの共通の個性と言える。

シャトー・ローザン・セグラ

「ここのワインは飲む価値のあるすばらしいものだ。」タンニンの量が多く、本来の姿を見せるまで飲み手の忍耐を必要するが、熟成後の華麗で魅惑的なスタイルは一度飲む価値がある。1855年の格付け当時、第二級のなかでムートンに次ぐ位置にあったのがこのローザン・セグラ。現在でもスーパーセカンドのなかでもさらに上位グループに入ると目されています。1994年に現シャネルのオーナーでもあるヴェルタイマー家の所有となってからは、減農薬栽培の導入やセラーの新設など、多額の投資と数々の改革により品質が向上、再び評価を高めています。

シャトー・ローザン・セグラのもう一つのセカンドワイン。グランヴァンと同区画の葡萄を使い、同様の工程を経て造られるが、新樽の比率、最終的な葡萄品種比率はそれぞれ異なる。基本品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの品種構成には大きな違いはなく、シャトー・ローザン・セグラの凝縮感、エレガントで繊細な飲み口はラムルーとの共通の個性と言える。

色・タイプ 赤/フルボディ/辛口
品種 カベルネ・ソーヴィニヨン47%、メルロ45%、プティ・ヴェルド5%、カベルネ・フラン3%
容量 750ml
産地 フランス ボルドー/マルゴー