チャイコフスキーがはじめて手掛けたバレエ音楽。初演の不評など、作品自体は恵まれない運命をたどったが、踊り手のための伴奏の域を出なかったバレエ音楽に、ドラマトゥルギーを与え、脚本に沿った情景描写や登場人物の性格描写を書き分け、音楽とドラマの融合を図る画期的な作品となった。
組曲化については諸説あるが、作曲者自身が1882年、と比較的早い段階で、その意思をはっきり示した書簡が残されている。ただし、選曲についての考えが示された資料は発見されていない。そのため、ユルゲンソン社による組曲版が作曲者自身の選曲に