■著者
酒井紀美

■内容紹介
夢はどこから来るのか、いったい誰のものなのか―神や仏からのメッセージか、はたまた、自己の欲望の現われか。古代から現代にいたるまで、夢をめぐる議論は幾度となく重ねられてきた。時にはその内容が政治を左右し、正夢や予知夢に人々は一喜一憂する。現実と密接に絡み合いながら、夢は社会や生活のなかに溶け込んでいく…日本人と夢との関わり、夢を語り合う社会のあり方を、さまざまな文書や記録、物語や絵画などの記事に探り、もう一つの日本史を描き出す。

■目次
夢はどこから来るか;誰もが夢を見る;夢は誰のものか;女の夢、男の夢;夢語り共同体;夢語りと「世論」;夢想連歌;熟睡すれば夢は見ない;金色の龍の夢;夢を商う;夢の意味の変遷;明治の木に仁王はいない;「幽かなる銀色の筋」と「古風な母」;夢を釣りに海へ