第1弾が大好評を博し、2007年夏には日比谷野外音楽堂にて生誕60年を祝うトリビュート・イヴェントも開催された、日本が世界に誇る音楽王・細野晴臣のトリビュート・アルバム第2弾。真っ先に目を引くのが、かなり豪華なメンツが集結していた前作に負けず劣らずの多彩な参加アーティストで、連続出場となったヴァン・ダイク・パークスがハース"All Together Alone"マルティネスと共演した英語詞による「ろっかばいまいべいびい」や、ニューオーリンズの重鎮ドクター・ジョンがブードゥー風味で妖しげにキメる「AIWOIWAIAOU」、サーストン・ムーア(SONIC YOUTH)がYMOをカヴァーする「灰色の段階」といった強力な個性あふれるカヴァーに、思わず我を忘れて聴き入ってしまう。シーナ&ロケッツによる最高にカッコいいロックンロールの「Pom Pom 蒸気」や、吉田美奈子がなんと松田聖子を歌う「ガラスの林檎」など、細野縁のベテラン勢も聴きものが多いが、やはり白眉は、鈴木"リアル東京シャイネス・ボーイ"慶一によるセカンド・ライン風リズムの「東京シャイネス・ボーイ」だろう。(木村ユタカ)