■著者
秋月龍みん
■内容紹介
「公案」とは、禅の修行者の心根を練磨するために課せられる一種の試験問題である。そして、禅匠が弟子を悟りへ導くために工夫した、仕掛け、手段としてのことば・教説のことである。これまで公案は、師と一対一で、師の室内において秘密裡に行われてきた。本書は、その禅仏教の真実をはじめて公開した画期的なものである。師鈴木大拙をはじめ、多くの師家のもとで、数十年にわたる参禅体験と禅学を研鑚した著者が、実際の公案を用いて解く禅思想の真髄。参禅へのきわめてゆきとどいた実践的指導と、公案に潜む思想的究明とが渾然一体となった、他に例を見ない入門書。
■シリーズ名等
ちくま学芸文庫 ア30-1