「梁塵秘抄」は平安末期に広くうたわれた今様を後白河法皇が編纂した歌謡集。これをテキストにして、素朴な味わいの日本旋法によるメロディとあそび歌風のリズムなどで曲は始まり、全七つの歌をテキストにした曲がオムニバス形式で連なる。当時の民衆の喜怒哀楽が切なく愛らしく歌われてゆき、終曲では手拍子付きの華やかな踊りのなかにクライマックスを築き終結する。親しみやすく、日本の伝統音楽の要素が生かされつつ、現代的な響きの和声に彩られて豊かな音楽性と魅力を放っている。中学高校から一般女声合唱団のコンサート・レパートリーとして