本書は評論家・宇野功芳が初めて入門者に向けて語った「クラシック音楽の聴き方」である。またどのようにして現在に至ったかの「生い立ち」「父のこと」など、ファンにとって興味深い内容が盛り込まれている。さらにベートーヴェンの交響曲演奏の歴史が、著者の視点で改めて自在に語られており、これもファンにとってはたまらない内容となっている。これら語りおろしの部分は、『レコード芸術』などで活躍する気鋭の評論家・山崎浩太郎が聞き手となって、宇野功芳の音楽観を掘り下げて聞きだしている。ほかに『レコード芸術』誌連載の「音楽歳時記」