本書は『ピアノ教師バッハ』を改題し、新たな章を書き加えた改訂増補版。J.S.バッハの《インヴェンションとシンフォニア》ついて複数の観点からバッハの指導法と作曲法を考察する。我が子の教育用に書かれた《ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集》から、《インヴェンション》が成立する過程を解説。自筆譜や様々な写本資料の相違点を表を用いて検証し、資料の考察を基にして各曲の装飾音の奏法について具体的に解く。さらにバッハ没後のバッハ研究と出版譜の歴史を解説し、様々な演奏家の録音から演奏解釈の変遷を解