「おくみ」とは着物の左右の前身頃に縫いつける、襟から裾までの細長い半幅の布のことです。「おくみ」を付けることで幅が広く暖かい「かいまき布団」になります。「マチ」とは身幅にゆとりをもたせ着心地を良くするために布幅に補う布地のことです。袖下に「マチ」を付けることでほころびにくく丈夫に仕上がります。「高級かいまき布団」には「おくみ」「マチ」が付いています。
「わた」が偏ったり布地が浮いて膨らむのを防ぐため、和座布団の四隅と中央についているフサ飾りのように、かいまきの「表地」「わた」「裏地」を糸でピンポイントで縫い合わせる「とじ」作業を数十箇所に施しています。
人の首筋にあたる衿部は肌ざわりが良く柔らかな綾織りの「綿別珍」を使用しています。肩当ては和風の落ち着いた雰囲気を大切に、袖口から袖口に架かるように肩当てを大きめに裁断し、職人の手作業で1つ1つ丁寧に縫い付けられています。
綿原材料とポリエステル綿を6対4の割合で混合加工した「玉わた」を敷き重ね、ひとつひとつ手作業で収めた「わた」は適度なボリュームと落ち着きを持っています。綿わた原材料は新品の綿花を用い、ポリエステルわた原材料はテイジン製材料を用いています。 |