■著者
小林弘潤
■内容紹介
日本史における飛鳥時代とは「天皇」「律令」「日本書紀」「式年遷宮」等、その後千年以上続く“千年物”を多数輩出したという意味で、日本史上最も重要な時代と位置づけることができます。天武・持統期は「明治維新以上の日本屈指の大改革を成功させた時代」とも言えますが、周囲の人間が圧倒されるような強烈な意志で「弱冠15歳の文武天皇の即位」を実現させた持統天皇は、その後1300年以上続く「天皇を頂点とする国家のしくみ」の基礎を造ったという意味で、日本の歴史に決定的な影響を与えた女性と言えます。本書で問題提起している「天皇家が千年以上続いているのはなぜか?」「古代日本最大の内乱・壬申の乱はなぜ起こったのか?」「なぜ持統天皇は式年遷宮という世界史上類を見ない伝承システムが作ったのか?」というテーマは、歴史ミステリーとしても興味深く、持統天皇を中心とする飛鳥時代の魅力が伝わる本になればと思います。