サン=サーンスやフォーレ、フランクがパリ音楽院で教鞭をとり、ドビュッシーやラヴェルが独自の音楽世界を切り拓いた19世紀から20世紀をまたぐ時代のパリ。そこには、新たなものを受け入れる気風のなか芸術が華麗に咲き乱れ、文学・演劇・絵画といったジャンルとの交流から産み落とされた音楽作品も多数ありました。音楽の国際都市となったパリではスペインブームが起き、異文化が刺激を与えあって新たな音楽が生まれたのです。この時代のフランス音楽には、現代の私たちの感性に通じる洗練、瀟洒な香りがあふれ、誰もが一度は耳にしたことがあ