■著者
ハーグリーブス
ヴァーケヴカー
松木邦裕
■内容紹介
経験豊かな分析家でも、防衛組織に取り込まれ、ナルシシスティックな対象関係の一部となり、困窮し、治療の行き詰まりを迎える。その局面をいかに乗り超えるか?―難治例(重症ナルシシズム、ボーダーライン、倒錯など)の進展を描きながら、“こころの変化”の理論&技法を総合ディスカッション―みずからの“生”が生きられるために。
■目次
心的変化を支持すること―ベティ・ジョセフ;コンテインメント、エナクトメント、コミュニケーション;誰が誰なのか?―病理的同一化についての覚書;分析と日常生活における自己満足;風景を定位すること―転移解釈のレベル;ある殺人空想とそれがもたらしたもの;麻痺状態への耽溺―ナルシシスティックなフェティッシュの分析;学ぶことの理論を超えて;語ることで事態は生じる―臨床状況における患者の話すことの効用に関する理解への貢献;フランケンシュタインとの投影同一化―心的限界に関する問い〔ほか〕