|
○中国では 野ぶどうは、中国の『中薬大辞典』では、精熱解毒、活血散お、去風除湿、鎮痛作用、止血作用、利尿作用、解毒作用、消炎作用、消腫作用などの効用が記されています。 『清熱』とは熱を冷ます作用です。 『解毒』とは、毒素を分解する作用で、慢性肝炎や腎炎も改善されます。また『活血散お』は血行改善作用を意味し、血液の流れが滞ることは痛みにつながりますから、関節痛や神経痛の痛みも鎮めてくれるとともに、アレルギー性疾患も改善されます。さらに、リウマチや神経痛の元と考えられている『風・寒・湿』のうち、『風』と『湿』を取り除く『去風除湿』という作用もあります。 ○伝承薬草として 北関東や東北地方では、この野ぶどうに強い強肝作用があると伝えられ、肝臓病に悩む人たちに愛用されてきた民間伝承薬です。 言い伝えでは、重い肝臓病による全身倦怠、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状を改善します。また、病気の時だけでなく、健康維持、病気予防のために、野ぶどうの飲用を毎日続けることも、効果的な健康法です。 ○野ぶどうに隠れた効果 1.利尿効果 2.抗菌効果 3.抗炎症効果 野ぶどうには、臓器保護の効果とあわせて利尿効果があると言われています。また、抗菌効果、抗炎症効果などもあると言われています。 いずれの効果も、野ぶどうには様々な成分が含まれていて、どの成分が効力を発するかは不明ですがしばしば生薬に見られるような効果を持っています。特にこれといった副作用は見られません。 ○西洋医学分野では 野ぶどうは西洋医学の分野でもその薬効を裏付ける実験が行われていました。1980年代に独協医科大学組織培養研究センターの勝田甫教授(故人)らによって、野ぶどうの肝臓病に対する繊維化形成阻害および高脂肪肝作用が報告されました。 肝臓の炎症によって、肝細胞の間に繊維化が発生してゴツゴツと硬くなり、これが広がって肝臓の機能が低下していくのが肝硬変状態ですが、試験管での実験で、野ぶどうのエキスには、その繊維化を防ぐとともに、太く成長た繊維をほぐし、元の状態に戻す作用があることが分かりました。また、脂肪肝のラットに野ぶどうの抽出エキスを与えたところ、改善が見られました。
|