■著者
川端美季
■内容紹介
江戸時代に庶民の社交場として隆盛をきわめた湯屋は、開港を経て、明治・大正期に行政が主導する保健衛生施設へと変貌を遂げた。都市労働者慰安のための浴場、細民教化のための浴場、被差別部落改善のための浴場、そして震災罹災者救済のための浴場、日本が近代国家に生まれ変わるための都市政策として営まれたさまざまな浴場をつうじてみる衛生と統治権力の関係史。
■目次
序章;第1章 湯屋の法規制の変遷―江戸期から明治期を中心に;第2章 清潔にする場としての浴場―衛生的側面の導入;第3章 社会事業としての公衆浴場―日本における公設浴場の成立;第4章 社会事業行政における公設浴場の位置づけ―大阪市を事例に;第5章 京都における公設浴場の設立;第6章 東京における公設浴場の設立;終章