人工的な加温処理(速醸法)をすればひとつの桶で1年に何度も仕込むことができるので、桶の回転率がよく経済効率は格段に向上し、味噌蔵には経済的な恩恵を多くもたらしてくれます。しかし、速醸味噌は大きな経済効果をもたらしてくれる影で、本来約1年寝かせてじっくり醸し出す大豆本来の持つまろやかでコクのある深い旨味を犠牲にしている部分もあります。その旨味は、人間の力・知恵ではどうすることも出来ない、1年という時間しか実現してくれない味なのです。