アメリカ時代、最晩年の作品。作曲家=ピアニストの面目躍如たる、即興感に満ちた、協奏=変奏曲。主題に用いられたパガニーニの『24のカプリース』第24番は、古今の作曲家にインスピレーションを与えた、印象深い旋律。緩急自在の変奏、ピアノと各パートとの室内楽的な絡み、第18変奏曲の甘美なメロディや、再三登場するグレゴリオ聖歌の「ディーエス・イレ」のモチーフなど、聴きどころも多く、全曲を一気呵成に聴かせる。吹奏楽版はコンクールの定番曲。
解説では、ラフマニノフの音楽についての総論、アメリカ時代の作曲活動につい