■著者
フィリップ
坪田譲治
シュティフター
■内容紹介
酒飲みの父親が四年ぶりに家に帰ってきた…。つましい庶民の暮らしを一幅の名画のように切り取って見せるフィリップの小さな話(『帰宅』ほか五篇)。甚七老人は縁側で煙草を吹かしながら、ふと墓参りを思い立つ。不思議な明るさに満ちた晩年の故郷の光景(坪田譲治『甚七南画風景』)。ペストが猛威を振るい村人たちが次々と世を去ったとき、森の中で生き抜いた子どもがいた―。祖父が教えてくれた忘れられない話(シュティフター『みかげ石』)。家や土地に刻まれた人の暮らしの物語。
■シリーズ名等
百年文庫 43