■著者
桜井洋

■内容紹介
本書は複雑性科学、現象学、大森哲学の影響のもとで、日本語の「なる」に注目し、西欧思想の「する」主体に代わる「なる」ことの論理の定式化をめざす。現代社会学は、構造やシステムよりも流動的なダイナミクスとして、社会を理解する方向にある。本書では複雑性理論の場fieldとモーフォジェネシスmorphogenesis(形態形成)の概念を用いて、個人と社会の関係(ミクロ・マクロリンク)を通して、社会秩序の起源を探求し、責任と倫理の問いに迫る。

■目次
第1編 「なる」ことの論理(主体と真理;「なる」ことの論理);第2編 心と場(心的秩序への問い;心と場;心と自我);第3編 社会秩序の原理(社会秩序と場;社会秩序のダイナミクス;責任の論理 ほか)