■著者
志真元
■内容紹介
1944年6月、“大日本帝国”はマリアナ海戦において戦況優勢の米国に一矢報い、同年12月、3年間にわたった戦争は終わりを告げた。戦争終結と同時に新体制となった“日本皇国”は、米国との間に新しい同盟関係を結び、全欧州を支配下に置いたドイツを盟主とする“枢軸大同盟”との開戦準備を始めた。エースパイロットだった出雲涼は、財閥の総帥であり、連合艦隊司令長官であった父の戦死により、家督を継いで女男爵となった。祖国復興への総選挙を前にして、新男爵にさっそく難題が持ちかけられる。政治家に転身した元海軍の重鎮たちは、厄介な存在だった。そして、1946年12月24日―。新しい時代の新しい戦争は、大量破壊兵器の応酬により幕を開けた。“花よりも華麗、炎よりも苛烈”なる女性指揮官・出雲涼の生きざまを描く、新たなるシミュレーションの地平、ハードボイルド戦記の火蓋が切られた。
■シリーズ名等
ワニの本 ワニノベルス WN266