瑞泉酒造株式会社
瑞泉酒造株式会社は明治20年(1887年)5月1日に創業。その昔、琉球王府は高い品質を保持するために、三箇と呼ばれる首里の城下町、崎山・赤田・鳥堀でのみ泡盛の醸造を許して厳しい管理の元におき、伝統の味を守り続けてきました。首里の銘酒 “琉球泡盛瑞泉” は弊社瑞泉酒造株式会社の創始者であります喜屋武幸永氏が名付けたものであります。かつて首里城内の第二門に登る石段途中にこんこんと湧き出る泉があり、正式名は「瑞泉」でありますが、水は、龍頭を形取った樋口からでてくるので通称「龍樋」とよばれています。その泉からながれる水は清冽そのもので、周囲には泉を讃えた碑文数本建てられていたようです。
さて、喜屋武氏は首里三箇村崎山の焼酎職の家の三男に生まれ、成人して酒屋として分家するときに「瑞泉」の碑文の中の
等に感銘を受け、この清らかな泉のように清冽で芳醇な酒造りをめざし、また伝統ある泡盛造りがますます発展し、代々永く受け継がれていくように願い、この泉に因んで銘柄に “瑞泉” と命名したといわれています。


日本の中でも沖縄県は、他府県とは異なる歴史的・文化を持っています。その特有の文化のひとつとも言えるのが、地酒の「泡盛」です。
500年~600年もの歴史を持つ泡盛のルーツは、一般的に類似の蒸留酒が存在することから、中国あるいはタイ(シャム)などの東南アジア地域であろうと言われています。しかし、黒麹菌(アワモリコウジカビ)を用いた蒸留酒は、他に類を見ない泡盛独特のものであるところから、泡盛そのものの醸造法は沖縄独自に生まれ、沖縄の風土・文化の中で育まれたものであると考えられています。







時が深い味わいを泡盛に注ぎ込む「古酒(クース)」
古酒(クース)という名称は、3年以上という長い歳月をかけて熟成を重ねた泡盛だけが、名乗ることができます。その特長は、長く寝かせて熟成を深めるほどに芳香を増し、舌の上を転がるようなまろやかさが加わってくるところです。
古来より特に珍重された古酒は、宮廷で遠来の客をもてなすために用いられたというエピソードからも伝わるように、大変な貴重品でした。
時間をかけながら、旨さに磨きをかける古酒。琉球泡盛・瑞泉は、酒と時との語り合いを楽しみながら、誕生の時を待っています。

古酒の作り方
泡盛は瓶で熟成させることもできますが、古くから伝えられる「仕次ぎ」と呼ばれる方法で、いつまでも年代物の古酒を楽しむことができます。
「仕次ぎ」では、まず最も貯蔵年数の長い泡盛である親酒(親瓶)を準備します。それから年代順に酒を並べ、二番手から親酒(親瓶)へとくみ出したり、蒸発等で自然に目減りしたりした分を三番手から補います。三番手からくみ出された量の分だけ四番手から注ぎ足していき、これを順次行います。こうした順次補うやり方を「仕次ぎ」と呼んでいます。
このような工程を経ることで、親酒(親瓶)の風味は損なわれず、数十年物の古酒が楽しめるようになります。
「古酒」と表示できる条件は、3年貯蔵酒が総量の50%を超える場合とされていますが、瑞泉酒造では、より深い味わいの古酒をお客様にお届けするため、厳しい品質管理のもと、7年以上の熟成を重ねた「古酒」だけを提供しております。


