クコは、東アジアの熱帯から温帯にかけて分布する、高さ1~2mほどのナス科の落葉低木です。日本でも湿り気のある土手や荒地、高原などでみられます。枝は、しなやかでトゲがあり、枝先が地面に接するとそこから根を出して繁殖します。枸杞(くこ)という名前は、この枝の様子からつけられており、中国の古典に『カラタチ(枸)のようなトゲがあり、コリヤナギ(杞)のような枝をしているから』とあります。夏に薄紫の花を咲かせ、10~11月になると、薬膳料理や、デザートなどに使われる小さな赤い果実をたくさん付けます。クコはどの部分をとっても体によい成分が豊富です。中国の古い草書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』には久しく服すると筋骨をしっかりとさせ、身を軽くして老いない」と、まるで不老長寿の薬のように書かれているほどです。