■著者
茶山信雄

■内容紹介
(こんなに苦しむんやったら早よ死んだ方がましや)何度考え、思いつめたことだったろうか。その度に故郷に残してきた母や妻子にもう一度会うまではと、幸吉は重い瞼を無理に見開き、もつれる足で密林をはいずりまわった。―戦争に翻弄された或る家族の戦中戦後の道のりを描く自伝的戦争文学。