■著者角田奈歩■内容紹介服一枚を手に入れるにも幾人もの商人職人の元を回らねばならず、店は倉庫同然、定価などなく高値を吹っかけられ、支払いは高利の掛け売り。そんな気の重い買い物が当然だったアンシャン・レジーム末期のパリに登場した服飾品小売商、モード商。新しい経営方法を導入し、王妃マリ=アントワネットにまで流行を提案し、19世紀に成立する百貨店とオートクチュールへの道を開いた彼らの活動の実態とその意義を、会計帳簿や商業年鑑などの一次史料を基に明らかにする。