「本音」と「建前」を使い分けて文化祭を成功させろ!!


長い授業が終わり、帰りのホームルームの時間がやってくる。
今日のテーマは、文化祭の実行委員の選出についてだ。


学級委員「実行委員をやりたい人は立候補してくださーい」
ポン太「横寺、立候補しちまいますか!」
横寺「しないよ~。責任重大だしやることが多いから休み時間も忙殺されることになる」
ポン太「確かに。けど、一番キツいのは設備検査係じゃないか?」
横寺「設備検査係?そんな係あったっけ?」
ポン太「うちの学校の暗黙のルールで、毎年フレッシュな一年でもなく受験を控える三年でもなく、
真ん中の二年がやらされる係だ」
横寺「どんな係なの?」
ポン太「設備検査という名の下に色んな仕事を押し付けられる、いわば雑用係ってやつよ」
「去年の設備検査係は、演劇部の小道具の管理からスズメバチの巣の撤去まで
やらされたらしいぜ」
横寺「まさか、そこまでやらされないでしょ」
ポン太「いやいや、ガチだ。文化祭準備室知ってるだろ?」
横寺「ああ、普段は誰も立ち寄らない所にある空き教室だよね?」
ポン太「聞いたことあるだろ、文化祭準備室に出るって・・・・・」
横寺「噂ではなんとなく聞いたことあるけど、それと設備検査係とどう関係があるんだよ?」
ポン太「理不尽な雑用をおしつけられた歴代の設備検査係の生霊らしい」
横寺「マジか・・・・・」
ポン太「生霊が出ちゃうくらい過酷だってことだよ、設備検査係の仕事は」
横寺「(恐るべし、設備検査係・・・・・何としてでも任命は避けたいよ)」
ポン太と話している間も、次々に委員が決められていき、残るは設備検査係だけとなった。
学級委員「最後は設備検査係ですが、誰か立候補してくれる人!」
クラス中がしーんと静まり返る。
横寺「(そりゃ無理もないよね。誰だってやりたくないよ)」
学級委員「立候補者がいないようなので、ここはひとつ公平に・・・じゃんけんで!」
「みんな、教卓の前に集まってくださーい!」
ポン太「絶対に負けられねぇ戦いだ」
横寺「うん、勝ちたいね」
「(まあ、確率的にぼくが設備検査係になることはないだろうな~)」
と、お気楽に構えていたのだが・・・・
設備検査係になってしまった横寺陽人。

校内を回って各クラス、部活のSOSに対応して回り忙しい中、
ヒロイン達を助けて文化祭の思い出を作るのだ!!


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