■著者ドナルド・キーン■内容紹介明治天皇は、交通手段未発達の時代にも、全国への難儀な巡幸をいとわなかった。例えば、汗の吹き出る暑い輿の中に、正座を崩さず丸一日乗り続けることも…。その後の天皇にもつながるこうした姿を、天皇の肉声を伝える史料の乏しい中から拾い出し、著者はその人物像を可能な限り浮き彫りにした。この巻では、天皇が43歳から59歳で崩御するまでの、激動やまぬ時代を取り上げた。