現代邦楽等の分野で作品の多い和泉耕二による歌曲集第2弾。戦死した父への想いを綴った村瀬保子氏の4つの詩に付曲された。<まえがき> 初めに私は、この作品を、「南十字星・・・戦死した父へ」(第三曲)という独立した歌曲として作曲した。2008年8月のことである。村瀬さんのこの詩を初めて読んだとき、私は、詩中の「遠い遠い海の彼方 椰子の葉陰で十字星を仰ぎ 祖国の空にひれ伏して 家族(みんな)の無事を祈っている」という、27才で戦死された村瀬さんのお父上の、家族に宛てた葉書の一節に心